不妊治療の5回目の胚移植から妊娠、その後妊娠7週で繋留流産し掻爬手術をしました。
子宮の痛みもなく出血も無かった為、 病院で医師の検査・診断が降りるまで流産には全く気付きませんでした。
流産後は妊娠しやすいとよく言われますが、体調不良が何カ月も続き、とても不妊治療を再開する気にもなれませんでした。
体調不良の原因は、短期間に全身麻酔を繰り返した事による腎臓の疲労によるものだったのですが、その症状が改善するまでには何カ月もかかってしまいました。
流産後の体調不良の症状
流産の掻爬手術後、
- 激しい倦怠感
- 浮腫み
- 体重増加(3キロ以上)
- 腰痛
このような体調不良が続きました。
精神状態が不安定だった事もあり、ついお酒を飲んだ事もあったのですが、ほんの数口飲んだだけで激しい頭痛・吐き気に襲われとても飲酒をできるような状態ではありませんでした。
漢方専門医のもとを訪ねた事もありましたが全く改善せず、何カ月も体調不良との戦いが始まりました。
流産は病気ではありませんが、一度妊娠状態になった女性の体は大きく変化し、体に大きな負担がかかります。
目には見えなくても、体は大きなダメージを受けており、しっかりと体を回復させ、再び妊娠できる状態に体を戻してあげることは、とても大切なことです。
流産手術後妊娠しやすいと言われていますが、最低3ヶ月は体の回復をさせてから妊娠するのが理想的です。
流産後の体調不良の原因
流産後はしっかりと心と体のケアが必要なのですが、一人目の子供の入院や仕事の繁忙期と重なり、私は全くケアが出来ないまま何カ月も過ごしてしまいました。
病院で様々な検査もしてもらいましたが、何も異常はなく原因は判明しませんでした。
そんな時に行った鍼灸院で、思わぬ指摘を受けます。
肝臓のあたりがとても腫れていますが、何かありましたか?
実は流産してしまって・・・。
その時この数カ月の不妊治療~流産手術までの流れを説明しました。
●7月 採卵(全身麻酔)
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●9月 胚移植
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●10月 流産・手術(全身麻酔)
それだけ短い期間に全身麻酔を繰り返すと、腎臓にこれだけの負担がかかってしまうのは当然です。
そうだったんですね。
実は激しい体調不良が続いていて・・・。
病院でも腎臓の検査はしてもらっていたのですが、その際は数値は正常の範囲でした。
しかし東洋医学的に言うと、これだけ腎臓が腫れている状態は、腎臓がとても疲れているという事なのだそうです。
麻酔は人体には毒素と同じです。
毒素を排出する為に、腎臓はフルパワーで稼働している状態が続いていたようです。
食事療法や自然療法で体調改善へ
自分の体調不良原因が判明し、驚くと同時にとても怖くなりました。
漢方薬を飲んでも全く改善しなかったんです。
回復はしたいけど、これ以上薬を飲みたくないのですがどうすれば良いですか?
これ以上薬を摂取したくないのであれば、食事療法や自然療法で少しずつ腎臓を回復していってあげましょうね。
食事療法
腎臓にこれ以上負担をかけないように、食事から見直す事になりました。
そこで勧められたのが、
- ぜんざい
- ドクダミ茶
です。
ぜんざいは、オーガニックの黒糖(ミネラルを摂取する為)でほのかに甘いと感じる程度に味付けします。
この二つを取り入れてから、驚くほど尿が出るようになり浮腫みはかなり改善されました。
自然療法
自然療法として、こんにゃく湿布を始めました。
茹でたこんにゃくをタオルで巻き、腎臓に湿布するだけです。
これがとにかく気持ちが良かったです。
食事療法・自然療法を取り入れていくうちに、少しずつ体も復調に向かい、1年後には不妊治療を再開出来る程に回復していました。
まとめ
流産後は、想像以上に心にも体にも負担が掛っていました。
すぐにでも次の妊娠を望む気持ちもわかりますが、まずはしっかりと体が再び妊娠出来る状態まで戻してあげる事も大切です。
特に不妊治療をしての妊娠立った場合は、治療による体のダメージも間違いなく蓄積していると思います。
なかなか体調が良くならない場合は、一度ゆっくりと時間を作り食事療法・自然療法に取り組んでみるのも良いと思います。
時間や手間がかかりそうと思われがちですが、私も仕事・ワンオペ家事・育児をしながらでも取り組めていましたので、大丈夫だと思いますよ!