友達の妊娠報告すら喜べない自分が、大嫌いだった

不妊治療友達会いたくない
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こんにちは、あおです。

今回のブログでは、私が不妊治療中に最も悩んだ
周りの人との付き合いかた

について、お話していきたいと思います。

「人の妊娠と自分が妊娠しない事は関係ない」
なんてありきたりの言葉をよく聞きますが、

私にとっては関係大アリで、
不妊治療以上に苦しめられました。

そんな私が、
当時どのようにして心の葛藤と戦っていたのか
という話をしていこうと思います。

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妊娠なんて簡単な事だと思っていた。

お恥ずかしい話しですが、
結婚して避妊を辞めれば
すぐに妊娠すると思っていました。

というのも、
今まで生理痛なんてほとんどなく、
生理不順に悩んだ事は皆無。

自分に不妊治療なんて言葉は関係ない、
と思っていたから。

もちろん「セックスレス」
で悩む事もなく、
「なんでそんな事で悩むんだろ~?」
くらいに思っていた。

だから、
結婚して避妊しなくなった最初の生理予定日は、

「あ、これできちゃってるかもな~!」

くらい能天気に考えていた。

だけど、
それから一カ月、
二か月・・・
半年・・・

待てど暮らせど
妊娠しない。

最初は友達の妊娠報告に大喜びし、
「同級生狙うね~!」
とか言ってたのに、
段々と笑えない報告になっていった。

友達の妊娠報告聞くの辛いな・・・。

そう思い始めた頃、
私を苦しめ始めた事があった。

それは、
セックスレス。

もともと淡泊だった夫は、
結婚したらもっともっと淡泊になり、
完全なセックスレスになってしまった。

「子供はまだ~?」
という義親の何気ない言葉に、

「誰のせいで妊娠しないと思ってんの?」

「孫が欲しいなら、自分の息子に言ってよ。」

って、
優しい義親にも、
ドロドロとした感情を
持つようになっていった。

自分なりに、
基礎体温を計測したり、
体質改善してみたり・・・

大好きなお酒も制限して、
密かに妊活を始めたけど、
一向に妊娠する気配はない。

こんなに私は頑張っているのに、
何で妊娠しないの・・・?

(まぁ、セックスレスなんだから妊娠するはずないんだけど笑)

夫は何の努力もしないで、
好きなもの食べて、
長風呂して、
タバコ吸って。

自分ばっかり割を食っている気がして、
毎日イライラしてた。

そんな日々を送っていると、
次第に夫と向き合う事も嫌になり、
子供の事を考える事も嫌になっていた。

「子供は嫌いだから」という言葉でごまかすけれど・・・

そんな事もあって、
ろくに妊活もせず
結婚して1年たとうとしていた。

その頃には、
同時期に結婚し友達、
なんならつい最近結婚した友達からも、
次々と妊娠報告が届くようになった。

最初は、
「お先~!」
「同級生まってるよ~!」

なんて気楽に報告してくれていた友達も、

「あ・・・もしかしたら妊娠したっぽくって・・・」

と、申し訳なさそうに報告してくるようになった。

(当時気を使ってくれたみんな、ありがとう・・・泣)

「私、子供嫌いだからさ~!」

と必死にごまかし、
気を使わせないように、
自分なりに精一杯努力していた。

ほとんどの子は、
「そっか~!じゃーその気になったら報告して~!」
って気を使ってくれてたけど、

中にはツワモノもいて、
「何で子供作らんと?」
と、グイグイ聞いてくる人もいた。

「姪っ子とかもいるし、
私はその子がいれば十分かな。」
とごまかしても、

「何いってんの!?
自分の子供ってほんっっっっとうにかわいいよ!!
もー、他人の子と全然違う!
産んだらわかるよ!」
と、永遠と説教された。

いや、
わかってるよ?
だから妊活してんだよ?

心の中では思っていたけど、
プライドの高い私は、
妊活してるのに妊娠しない
って事を誰にも知られたくなかった。

「妊娠したら、お酒も飲めなくなるし・・・」
必死に誤魔化す私に、

「酒ばっかり飲みよるから、
妊娠せんのよ!」
と、半ばキレ気味に怒鳴られた。

「あー、コイツもう無理・・・」

そう思って、
私は心のシャッターを閉めた。

(当時、本当に絶縁してました笑
今は仲直りしたので、あしからず・・・。)

友達どころか、芸能人の妊娠報告にすら腹が立つ

こうして心のシャッターを閉めた私は、
どんどんネガティブな感情に
支配されるようになっていった。

そんな毎日を繰り返す中、
私はリアルの友達どころか、
芸能人の妊娠報告にすら
腹が立つようになっていった。

いや、会った事もない芸能人にまで嫉妬すんの?

って思いますよね。

私も、そう思っていました。

だけど、実際にその立場になると、

「この人、最近結婚したばっかりなのに!」

「できちゃった結婚とかズルすぎる!」

そんな感情が溢れだすうちに、
ネットニュースを見る事も
怖くなっていた。

ふいに目に入ってくる街中の
妊婦に対し、

「幸せそうにして・・・私の苦労も知らないくせに!」

と、見ず知らずの相手にまで嫉妬する日々。

心は疲弊し、
人に会う事に恐怖を感じ、

LINEの通知がある度に、
「誰かの誘いだったらどうしよう・・・」
と恐怖するようになっていった。

いっそのこと誰にも会わないようにしてみた

あれだけ大好きだった友達の事が、
嫌いになっていく・・・。

どうして、
せっかく会おうと言ってくれている
友人の誘いに恐怖を感じるんだろう・・・。

自分の小ささ、
醜い心に嫌悪感を感じるようになり、

私はだんだんと、
子供のいない人・妊娠していない人
にしか会わなくなった。

だけど、
同じように妊活で苦労している人に、

「正直すぐ妊娠できた人とは、仲良く出来ないんだよね。」

と言われた時、ハッとした。

「私、こんな風に思いたくない!」

「もし妊娠できたら、みんなに祝福してほしい!」

大切な友達に、
自分の妊娠を喜んでもらえないのは嫌だ。
と、単純に思った。

そう思ったら、

友達の妊娠を喜べない。

って事は間違っている、
と思えた。

大切だと思える友達には、
素直に今の状況を話してみよう。

そう思い、
しばらく会う事を避けていた友達と、
会う約束をした。

そしたらみんな、
「あれからどう?妊活してるの?」
って、いつも通り聞いてくれた。

「実はね、妊活うまくいってなくて・・・」

と正直に話すと、
みんな真剣な顔で聞いてくれた。

「大変だったね、がんばったね。」
と声をかけられた時、

私は、
どうしてこんなに真剣に私の事を
考えてくれる友達を避けていたんだろう。
と、自分の愚かさを恥じた。

不妊治療の先にあった人間関係

私は、
大切な友達に、

「妊活が上手くいっていない」

という事を素直にカミングアウトする事で、

自分が不妊なんだ

って事を認められるようになった。

そしたら、
夫ともう一度向きあい、
不妊治療に挑戦する事を
決意出来た。

それから、
合計すると約6年。

長くて辛い不妊治療だったけど、
なんとか卒業する事が出来た。

不妊治療中、嫌になった人間関係ですが、
あの頃向きあってくれた友達とは、
今も仲良く、
良い関係を築けています。

あの時、
一方的に関係を断ち切っていたら、
今の関係はなかったかもしれない。

そう思うと、
プライドを捨て全てを打ち明けて、
本当によかったと思います。

一方、同じ不妊治療をしていた仲間ですが・・・

妊娠報告をしたら、
「もう会いたくない」
と言われてしまい、
それっきり連絡を取ってもらう事も
できなくなってしまいました。

今回の事から、
自分にとって誰が大切な存在で、
自分の事を大事に思ってくれているのか、
それが明確になりました。

友達であっても、
辛いと感じるのであれば、
一旦距離を置いてもよいのでは
ないでしょうか?

本当にあなたを大切に思ってくれている
友達であれば、

きっとあなたが心の内を話してくれるのを、
そっと見守っていてくれるはずです。

一方、負の感情で繋がっている人は、
所詮その程度の関係です。

自分にとって、
誰が大切な存在なのか、
気付ける良いチャンスかもしれません。

自分の心が辛いと感じたら、
一旦人と会う事をお休みする。

そんな風に、
自分の心を守るルールを作ってみてはいかがでしょうか?

私のプロフィールや、不妊治療を始めた経緯はこちらの記事で具体的にお話しています。

よければ、こちらも読んでみてください!

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