新型コロナウイルス感染症が流行し始め3年目になりました。
マスク・消毒・手洗い・換気と感染症対策は皆注意していると思います。
注意していても同居家族に新型コロナオミクロン株感染者が出ると、あっという間に家庭内感染で一家全滅してしまいました。
自宅療養する場合は、
- 感染者の隔離
- トイレ・浴室等を十分に消毒
という事を保健所から指導されます。
しかし幼い子供のいる家庭で完全隔離する事は困難です。
全員が感染するのは時間の問題なのです。
私達家族4人(夫・私・息子・娘)がどのように感染し、隔離生活を送っていたのかを、記録しておこうと思います。
\乳幼児との生活は感染症の危険だらけ!/
どこからコロナ感染した?
オミクロン株が流行し始め、連日新規感染者拡大のニュースが流れています。
しかし実際に自分が感染するまでは、
一体みんなどこで感染しているんだろう?
と、いつも不思議に思っていました。
そんな私達一家がどのように新型コロナに感染したかというと、
息子が保育園で感染
↓
それを知らずにペットボトルの回し飲みや、タオルの共有・食事のシェア
こうした行動で、あっという間に家庭内感染したと検査で陽性が出た順番から推測されます。
保育園は同じクラスの子からではなく、全く別のクラスの子から園庭遊びや課外活動の間に移されたようだと園からの報告がありました。
子供同士は顔を近づけて遊ぶため感染しやすいとよく聞きますが、間違いではないようです。
外遊びをさせる時も、マスク着用をおすすめします!!
では、その経過をたどっていこうと思います。
1日目
この日は家族で外出していました。
朝は少し咳はしていましたが、いつもと変わらない様子でした。
この日に限って水筒を忘れた為、私達とペットボトルを回し飲みしていました。
昼食も、うどんをシェアして食べていました。
昼食後に息子が、
頭が痛いから、家に帰って寝たい。
と言い始め、急きょ帰宅する事になりました。
帰宅するとすぐに悪寒を訴え始め、38℃の発熱が始まりました。
この時点ではただの風邪だろう、と楽観視していました。
その時子供達の園から、
【新型コロナウイルスに感染している園児がいて、息子が濃厚接触者に該当している】
というメールが届きました。
まさか・・・。
抗原検査キットがあるから、すぐに検査してみよう。
幸い自宅に抗原検査キットが2セットあったため、すぐに息子を検査してみると陽性反応が出ました。
慌てて一番接触のある私も検査しましたが、私は陰性でした。
そこから大慌てで保健所に連絡し、指示を仰ぎます。
かかりつけ医院でPCR検査を受けるよう指示された為、家族で翌日検査に行く事になりました。
本来ならばこの時点から息子を隔離しておくべきなのだと思います。
しかし、まだ幼く一人で寝る事も出来ない為、家の中でマスクを着けておくくらいしか対策はありませんでした。
コロナ感染 PCR検査①
2日目
翌日全員でPCR検査を受ける為に病院へ行きました。
- 子供2人は発熱中(38℃以上)で鼻(鼻腔ぬぐい液)で抗原検査
- 大人2人は平熱で唾液でのPCR検査
息子1人が陽性・他3人は陰性が判明しました。
息子は療養生活へ、他3人は濃厚接触者となり隔離生活が始まります。
この検査で息子以外陰性だった為、園で濃厚接触者に該当していた息子が最初に発症した事が確定しました。
3日目
陽性の息子は熱も落ち着き、咳・頭痛も落ち着く。
陰性の3人は夕方頃から頭痛・発熱の症状が出始める。
コロナ感染 PCR検査②
4日目
陰性の3人とも、
- 38℃以上の発熱
- 頭痛
- 全身痛
の症状があり、PCRの再検査を受けます。
夫・私は鼻からの抗原検査で陽性、娘は陰性だった為より精度の高いPCR検査へ出される事になります。
明らかな陽性の症状の患者は、抗原検査で陽性が出るそうです。
しかし、無症状者等はPCR検査でしか陽性が出ない事があるそうです。
1回目の検査で子供は発熱していたので抗原検査、大人は発熱していなかったのでPCR検査、と検査の種類がわかれていたのもこの理由です。
小さな子供は検査がとても難しいそうです。
症状が出ていても抗原検査では陽性が出ない事がある為、外注のより精度の高いPCR検査へ出す事になりました。(※この時娘は1歳)
4人中3人が陽性で娘にも症状が出ていました。
病院も保健所もほぼ陽性で間違いないという判断で、陽性として過ごすよう指示されます。
この日の夜に
- 娘は39.5℃
- 夫は41℃
まで発熱、症状のピークをむかえました。
新型コロナに感染し陽性で自宅療養をしていた期間は、加入している保険や共済で見舞金や給付金を申請出来る事があります。
検査結果が分かる書類は大切に保管しておきましょう!!
5日目
夫以外は微熱に落ち着き、症状も軽減されてきました。
6日目
全員熱は下がり、無理しない程度に日常生活が送れるようになりました。
しかし、病院から娘のPCR検査の結果陰性が判明します。
これまで陽性として過ごしていたのに、この日から陰性となりました。
娘だけ濃厚接触者扱いとなり、私達の隔離解除からさらに7日間の自宅待機が決定します。
実は陽性者より濃厚接触者のほうが隔離期間は長いです。
なので家庭内感染している場合、全員陽性になったほうがより早く全員が復帰できるのです。
嗅覚味覚異常の後遺症
7日目
全員症状が落ち着き始めますが、私自身の味覚があまり感じない事に気づきます。
8日目
7日目よりさらに味覚が感じないとともに、嗅覚は全く感じなくなります。
カレーの匂いすら感じなくなります。
嗅覚が感じない為、さらに味覚も鈍くなっていきました。
9日~12日目
私の味覚・嗅覚異常以外は全員症状が改善しました。
10日目に最初に感染した息子が隔離解除・12日目に私と夫の隔離が解除になります。
13日目
この日から唯一陰性だった娘の濃厚接触者期間が始まります。
ちょうど濃厚接触者の定義が10日から7日に変更になりました。
しかし、娘はマスクが着用できる年齢ではないため適用外と保健所から通達されます。
15日目
濃厚接触者の新しい定義が始まりました。
納得できず、再度保健所に連絡します。
しかし1歳はマスクが着用出来ないという理由だけで、定義に該当しません。
10日間24時間マスクを着用できるわけないのに、2歳だと定義に該当するのもおかしいと思います。
そもそもみなし陽性制度であれば、娘は完全に陽性でした。
それなのに、あと7日間も自宅待機になる事はどうしても納得できませんでした。
保健所としては、自宅待機解除の許可は出せないとの事でした。
しかし、我が家の感染状況からして娘が感染していた事はほぼ間違いない為、保育所が登園を許可した場合は登園可能という判断になりました。
16日目
保育所に相談した結果、16日目から娘も登園出来るようになりました。
この日あたりから、私の嗅覚も徐々に感じるようになってきます。
嗅覚の回復とともに、味覚も回復してきました。
まとめ
このようにして保育園から家庭内感染まで4~6日程度で、あっという間に感染していきました。
オミクロン株の怖いところは、症状が普通の風邪とほとんどかわらない事です。
園からの濃厚接触者の連絡が来ていなければ、きっと普通の風邪と思い病院には行かなかったでしょう。
そして、自分達が新型コロナウイルスに感染していることに気付かずに、多くの人を感染させていた事でしょう。
また、未だに不思議ですが、一番症状の重い娘は最後まで陰性でした。
このように、症状があってもPCR検査で陰性である事があります。
本当に感染していない場合もあると思います。
しかし、娘のように幼い子供や体質で陽性反応が出ない可能性もあります。
このような場合、決して故意ではないにしろ、知らないうちに他の人にウイルスをばら撒いてしまう可能性は十分にあると思います。
少しでも風邪の症状があれば、まずはきちんと検査をしましょう。
結果が出るまでは万全の感染症対策で、他の人に移さないように気をつけましょう。
感染の症状のピークは、概ね5日目程で落ち着きます。
しかし、後遺症が出る方は症状のピークが落ち着くとともに現れるかもしれません。
私は感染から16日目以降は徐々に後遺症も改善しました。
しかし、知人は感染から半年以上たっても、未だに嗅覚が戻っていないと言っています。
症状が気になる方は、早めに医療機関を受診してされることをおすすめします。