不妊治療の中でも、体外受精や顕微授精における胚移植は、高度生殖医療の最終ステップであり、費用も大きくかかる重要な段階です。
そのため、移植後の過ごし方についても「判定日まで安静にすべき?」「ストレスを避けた方がいい?」「生理痛のような下腹部痛は妊娠の兆候?」「自転車には乗っても大丈夫?」など、さまざまな疑問や不安が浮かびます。
卵巣刺激から採卵を経て、移植後は受精卵の着床・妊娠成立を待つのみ。
この期間は、これまで以上に生活習慣や仕事の影響、生理予定日までの過ごし方が気になる時期でもあります。
実際、私自身も多くのブログやサイトで情報を探しましたが、通院先の医師からは「特別な生活制限はなく、普段通りで大丈夫」と言われました。
とはいえ、せっかくの移植周期を悔いなく終えるために、少しでも妊娠の可能性を高められる過ごし方を意識したいと思うのが本音です。
この記事では、私の体験や当時医師から受けたアドバイスをもとに、胚移植後の過ごし方をまとめています。
- これから体外受精・顕微授精・胚移植を検討している方
- 胚移植後の生活や過ごし方について知りたい方
胚移植の当日の流れやスケジュールはこちらから!

胚移植後は安静に過ごしたほうがよい?
胚移植後から受精卵が着床するまで、じっと動かず安静にしたほうが良い、と思われがちですが実際は日常生活での動き、運動の強度は妊娠率に影響が無いと言われているそうです。
運動強度があまりにも強度だと化学流産に影響がある可能性もあるようですが、普段からの習慣的な運動は妊娠につながると言われています。

妊活には適度な運動が勧められている理由ですね。
実際に私は胚移植の当日に自転車で通院し、そのまま自転車で通勤して通常業務(立っての接客業)をしていましたが無事に妊娠・出産に至っています。
性交渉はしないほうが良い?
受精卵は子宮の中に戻されており、性交渉は腟内で行われますので、妊娠への影響が無いようにも思いますが、着床期の性交渉で妊娠率を低下させる可能性が無い訳ではないのであれば判定日まで性交渉は避けたほうが良いのではないかと思います。

陰性判定が出て「あの時断っていれば・・・」と後悔するくらいなら、その期間くらいは避けたほうが良いのではないかと思います。
仕事は通常勤務で大丈夫?

移植後そのまま仕事に行っても大丈夫ですか?

全く問題ないよ!
私は移植後毎回仕事でしたが、特に何の制限もなく通常勤務していました。
医師にも確認しましたが問題ないと言われていました。
ちなみに飲食店勤務で、思い機械や材料を運ぶ事も多いですが普通にやっていました。
着床しやすい食事はある?
添加物の入っている食べ物を食べると良くないとか、抗酸化物質を摂取すると良いとかいろいろ言われていますが、これは普段の食生活から継続してやっていなければ効果がないように思います。
移植後のから判定日までの短い期間で出来る事は、せいぜい体を冷やさないような温かい食事を取る事くらいしかないのではないでしょうか?

不妊治療中は冷たい飲み物・食べ物は極力避け、オーガニック食品をとるようにしていましたが、そもそも自然妊娠している方達はそんな事気にしてないですよね。
アルコールやカフェインは摂取しても良い?
妊娠前のアルコールは出産率を低下させ、妊娠中は胎児性アルコール症候群の原因となるため、アルコールは避けた方が良いです。
やっと治療もひと段落して飲みたい気持ちもわかりますが、妊娠している場合大切な赤ちゃんに影響が出る可能性もあります。

高い治療費・時間をかけてやっと移植まで辿り着いたので、判定日までは我慢していました。
入浴はしてもOK?
移植当日はカテーテル挿入時に傷が付いている可能性がある為避けるように指導されていた為、翌日以降に入浴していました。
入浴は体を温める効果があるので、医師の指示に従い許可が出た日から始めると良いと思います。
まとめ
私が胚移植を複数回経験した経験から、
- 適度な運動を取り入れる(運動習慣がないのに過度な運動はしない。)
- 自転車に乗っても大丈夫。
- 性交渉は避けられるならしない。
- 仕事は通常通り出来る。
- 食事は普段から気をつけていないと、移植後だけでは意味がない。
- 入浴は医師の指示に従う。
過度な運動・性交渉・入浴の開始日は要注意ですが、 胚移植後は必要以上に安静にする必要はなく、通常通りの生活で問題ないと思います。
気になる事は、一度担当医に相談してみてくださいね!