月経カップとは?

月経カップって何?
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月経カップはナプキン・タンポンに代わり、 第三の生理用品として欧米を中心に流行しています。


一度挿入するとナプキンを使用しなくても、最長12時間交換する事無く装着し続ける事が出来ます。


エコの意識が高まり資源を大切にしたいという思想が広まった環境の変化により、月経カップを取り入れる人がとても増えているそうです。

個人差のある女性の体に合わせてサイズや形も様々で、海外メーカーから日本メーカーまでたくさんの月経カップが販売されています。

私もメルーナさんの月経カップを使用していますが、慣れるとあまりの快適さに一生手放せないアイテムだなと感じています。

こんな方におすすめ
  • 月経カップの使用を検討している方
  • 月経カップとは何なのか知りたい方

月経カップとは一体どんな生理用品なのか、実際使ってみた感想もふまえて解説していきます。

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月経カップとは何?

月経カップとは、シリコン製のカップのことで膣に直接挿入して経血をためていく生理用品です。

経血が溜まったらカップ内の経血を捨てて洗浄し、再び装着します。
経血は4~12時間ごとに捨てる必要がありますが、カップの種類や月経の周期によっては最長で12時間使用し続けることができます。

外出時は除菌シートで経血をふき取ったり、スペアを持ち歩いたりと皆工夫しているようです。

メルーナさんの月経カップはトキシックショックシンドローム(TSS)の予防の為必ず8時間で洗浄する事を推奨されています。

※メルーナさんに問い合わせたら、8時間使用後も洗浄すれば、続けて使用出来るとの事でした。

医療用シリコンや医療用TPEを使用した素材のものが多く、長くて10年間使用できるという特徴があります。


日本ではまだあまり普及していませんが、普及率の高いフィンランドにおいてとある会社が調査した結果、12%の女性が月経カップを使用しているという結果が出たそうです。

液体ミルクもそうですが、女性が楽を出来るアイテムの日本での普及は世界よりかなり遅れをとっていますよね。

各メーカーが販売する月経カップは、小さめサイズと大きめサイズ等サイズ展開をしているところがほとんどですが、欧米で人気が高まった為欧米人に合わせたサイズ展開となっています。
その為日本人にはサイズが合わない事もあり、最近では日本人の身体に合わせた日本製の月経カップの販売もされています。

なぜ日本での月経カップの普及が遅れているのかというと、多くの方が月経カップの安全性や有益性を不安視しているかららと思います。

専門機関の研究結果によると、「使用時の経血漏れの程度については、月経カップとナプキンやタンポンの間に差はない」ということを4件の研究が示しているそうで、月経カップの使用に伴う感染症リスクの上昇も認められていません

腟内や子宮頸部を調べた複数の研究でも、月経カップの使用による支給などの組織の損傷もないとされています。

月経カップのメリット・デメリット

月経カップを使用し始めてから生理期間中快適に過ごせるようになりましたが、もちろんメリットばかりではありません。

月経カップのメリット

生理用品の費用削減

月経カップは1つ3000~5000円程度の初期費用がかかりますが、数年は繰り返し使えるためナプキンなどを購入する必要がありません。

経血量が多くナプキンと併用している方もいるようですが、今まで使用していて漏れた事は夜間の装着ミスの一度だけですので、基本的にサイズが合っていて正しい使い方をすればナプキンは必要なくなると思います。

生理用品での肌トラブルが無くなる

経血やナプキンによって蒸れやすくなっている陰部は、特に夏の暑い時期や激しい運動をした時、通気性の悪い衣服を着用する時には通気性が悪くなり、陰部のかぶれなどを引き起こします。

私は超敏感肌の為、市販の生理用品の漂白剤に激しくかぶれていました

月経カップを使用する事によりナプキンが不要となり、肌トラブルから解放されました。

温泉旅行やプールの予定を生理に合わせなくて良い

温泉旅行やプール等水のレジャーを生理周期に合わせて予定している方は多いと思います。

生理周期を外していたはずなのに、突然の生理開始でタンポンを使用するという方もいらっしゃるかもしれません。

しかしタンポンは紐があるため、温泉では人目が気になる事もしばしばあります。

その点経血カップは膣から外にカップが出てくることがありませんので、温泉やプールも人目を気にせず快適に過ごせます。

また、最長12時間はカバーできるため、夜寝ている時にも使用しやすく、旅行の時にシーツを汚す心配などもありません。

経血の匂いが気にならない

生理中は経血の臭いが気になりますよね。

あの匂いの原因は、経血が酸素に触れることによって起こります。

月経カップを使用することによって経血が酸素に触れないため、ニオイがなく、快適に過ごすことができます。

月経カップのデメリット

月経カップに慣れるのに時間がかかる

月経カップを使用するには、まずは挿入・取り出しに慣れる必要があります。

外出時に気軽に使用出来るようになるまでには、2周期程時間がかかると思います

私も一番最初はかなり手こずりました。

洗浄の手間がかかる

月経カップは使用時間が過ぎると洗浄しなければなりません。

自宅で簡単に洗浄出来る環境であれば問題ないのですが、職場や外出先などで消毒できる場所がない場合は少し使用が困難になります。

外出用にスペアの月経カップを持っていたり、おしりふきや除菌シートでふき取れるように持ち歩いているという方もいらっしゃるようです。

トキシックショックシンドロームを引き起こす可能性がある

トキシックショックシンドロームとは黄色ブドウ球菌という常在菌が増殖して毒素を産生することによって引き起こされる感染症の事です。

その半数の原因がタンポンで、タンポンを長時間挿入しっぱなしにしてしまうことによって起こると考えられています。

現在、月経カップを長時間使用したことによるTSSの報告はありませんが、このことからも、長時間の使用ができないというデメリットがあります。

性交経験の無い方の使用は難しい

月経カップは挿入・取り出しが難しく、出産経験のある私自身でも初めての使用の際はとても痛みを感じました。
また、最初の使用の際は下腹部痛や違和感を感じる場合もあります。

その為、性交経験の無い方のご使用はあまりお勧めできません。

まとめ

月経カップはナプキン・タンポンに代わる第3の生理用品として、慣れればとても快適に使用できる便利な生理用品です。

  • 生理用品の費用削減
  • 生理用品での肌トラブルが無くなる
  • 温泉旅行やプールの計画を生理に合わせなくて良くなる
  • 生理中の匂いが気にならなくなる

というメリットがありますが、

  • 月経カップは使用に慣れるまでに時間がかかる
  • 洗浄の手間がかかる
  • トキシックショックシンドロームを引き起こす可能性がある
  • 性交経験の無い方の使用が難しい

というデメリットもあります。

慣れてしまえば本当に便利で快適なアイテムではありますが、使用方法を間違えれば病気を引き起こす可能性もあります。

使用する際は、各メーカーの使用方法・時間を守り正しく使用してくださいね!

私のプロフィールや、不妊治療を始めた経緯はこちらの記事で具体的にお話しています。

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