身体の冷えに(冷え症)による体温の低下は不妊の大敵と言われていますよね。
不妊治療中、妊娠した人のブログを読み漁っていました。
ほとんどの人が温活に取り組み、全身の血流の流れを良くする鍼灸やサロンに通っている方がとても多いと感じました。
もちろん私も冷えの原因となる冷たい飲み物や食事は避けていました。
体温上昇に効果のある食材(生姜等)で食事を作り、入浴は必ず湯船に浸かり内臓や下半身冷えを防ぐ対策をとっていました。
酷い時は35度台の体温の事もよくありました。
食事・運動・冷え対策と様々な生活習慣の改善をしたおかげで平熱は36度後半まで上昇、そのおかげで無事妊娠・出産に辿り着けたのではないかと感じています。
体の体温が上昇すると妊娠しやすくなるだけでなく、普段の生活もとても快適になります。
そして、疲れにくくなったり太りにくくなったりとメリットも沢山あります。
温活は妊活だけでなく、体質改善したい方にもぜひおススメです!
温活とは何か?
温活とは「体を温めるための活動」の事、体温を適度な状態に上げることを目的としています。
体温を上げることで冷えの改善に繋がり、健康面や美容面に沢山のメリットがあります。
冷えはなぜ体に悪いのか?
では反対に身体が低体温になると、どのようなデメリットが出てくるのでしょうか?
主なデメリットとして、
- 血流が悪くなる。
- 免疫力が落ちる。
- 代謝が落ちる。
- むくみやすい。
といった事があげられます。
血流が悪くなる
血流が悪いと全身に血液が巡らず、必要な栄養素が体のすみずみまで届かなくなります。
その結果、不要な老廃物の排出がしにくくなってしまいます。
免疫力が落ちる
人の身体は体温が1℃下がると免疫力が30%落ちると言われています。
免疫力が落ちる事により、ウイルスなどに対する抵抗力が弱まり感染症や病気にかかりやすくなります。
私は体調によって花粉症を強く感じる年と、感じない年があります。
代謝が落ちる
体温が下がると、代謝量も低下します。そのため、脂肪燃焼がしづらくなり太りやすい体になってしまいす。
妊活で温活を始めてから、とても太りにくくなりました。
むくみやすい
体の冷えによって便秘やむくみといった症状が出やすくなります。
このような症状が緩和されるなら、妊活中でなくても温活をするメリットは沢山ありますよね!
なぜ冷え症になるのか?
そもそもどうして冷え症になってしまうのかというと、普段の生活習慣が影響していると言われています。
- 運動不足からくる筋肉量の低下
- 身体が冷えるような食生活・生活習慣
このような生活習慣に心当たりはありませんか?
運動不足による筋肉量の低下
筋肉量が低下はエネルギー消費の低下に比例しています。
熱を作り出す力が低下すると、体温が十分に上がらず低体温になってしまいます。
その為一定の筋肉量を維持する日常の運動習慣はとても大切なのです。
身体が冷えるような食生活・生活習慣
身体を温める食材は季節の旬の食材と言われています。
しかし忙しい日常では、煮物や味噌汁といった温かい料理やその時期の旬の食べ物を調理する時間もなく、身体を冷やしてしまう生野菜が手早く摂取出来る野菜として人気です。
また、体を冷やしやすいカフェインや冷たい飲み物をで水分補給をする方も多く、このような食生活が体を冷やす原因となっています。
そして、時間に追われる生活の為ゆっくりと湯船に浸かって入浴する人も少なく、シャワーで手早く済ましてしまう方も多いと思います。
このような生活習慣も、体の冷えや低体温の原因のひとつになっていると言えるでしょう。
妊活におすすめの温活は漢方?鍼灸?
子宮や卵巣はとても冷えやすい器官で、冷える事により卵巣機能も低下してしまいます。
冷えによる血流の悪化から、子宮内膜が十分に育たず着床を妨げる原因になるとも考えられていますので、やはり妊活に温活は欠かせない活動だと言えるでしょう。
漢方
妊活の一環として漢方を取り入れている方も多いと思います。
実際に私も取り入れた事はあるのですが、漢方は東洋医学の中でもとても深い知識が必要で、その効果も即効性のあるものではありません。
漢方にも詳しい鍼灸師さんいわく、
漢方は処方がとても難しく、患者さんにぴったり合った薬を見つけるのにとても豊富な知識が必要なんです。
それだけの知識を持っている漢方医は、そうそういないんですよね。
私もなかなか効果を感じる事が出来ず、あまりにも時間もお金もかかりすぎる為途中で諦めてしまいました。
鍼灸
鍼灸も妊活・温活ともに人気で、もちろん私も取り入れていました。
その効果は、漢方と同じで即効性がなく時間が掛るものなので何年も継続して続けないと効果が感じられないと思います。
不妊治療の鍼灸の効果が気になる方は、こちらの記事を読んでみてくださいね!
温活おすすめグッズ
私が妊活の為に温活していた時のおすすめグッズはやはり、腹巻・レッグウォーマー・もこもこ靴下・ホッカイロです。
腹巻&ホッカイロ
子宮を温めるアイテム、腹巻は妊活している女性にとっては必須アイテムですよね。
真夏に腹巻をし始めた頃は抵抗がありましたが、以外にも腹巻をして体の芯を温めると暑さが軽減されます。
冬場には腹巻にホッカイロを仕込んで更に温めていました。
子宮・腰(腎臓の周辺)・肩甲骨の間にホッカイロを貼ると、とても体が温まりますよ!
というアドバイスを頂いていたので、いつも貼っていました。
あまりにも長い時間貼っていると、低温火傷するので気をつけてくださいね!
私が愛用していたのは、BSファインの腹巻です。
長年愛用しているので年季が入りまくっていますが・・・
岩盤浴の天然鉱石を使用した繊維を使用した腹巻で、着る岩盤浴と言われています。
締め付けはあまりなく、かといってすぐに伸びてしまうような素材でも無い為長期間使用出来ます。
不妊治療中6年間使用したのでさすがにくたびれてしまいましたが、最後まで使用させて頂きました。
レッグウォーマー&もこもこ靴下
妊活中は足首は絶対に冷やしてはいけないと言われていたので、真夏でもレッグウォーマーは必須でした。
真夏は冷房の風でとても体が冷えるので、冬以上に注意が必要ですよ!
そして、真冬になるとレギンスともこもこ靴下で更に補強していました。
こちらも年季入りまくりで、毛玉の出来具合から治療の長さがうかがえますよね(笑)
直接肌に当たる素材は天然素材のものが良い(化学繊維は体を冷やす為)と言われていたので、シルクが入ったものを使用していました。
素材1つにしても、きちんと効果のあるものを使用することをお勧めします。
まとめ
温活で妊娠するかどうかは個人差があるとしか言いようがありませんが、温活をする事により体質は確実に変わると思います。
体が冷えていると、
- 血流が悪くなり、免疫力が落ちる
- 低体温だと代謝が落ち、むくみやすく太りやすい
その結果、
- 血流が悪いと子宮が冷え卵巣機能が低下する
- 血流が悪いと子宮内膜が育ちにくく、着床しにくい
という妊娠を望む女性には妨げになる結果が数多くある為、妊活をするなら温活をしておいて無駄はないと言えると思います。
漢方や鍼灸は効果が出るまで時間とお金がかかります。
食生活・生活習慣を見直し、入浴・レッグウォーマーや腹巻等の温活グッズで体の芯から温めてあげる事で体温は上昇すると思いますので、ますは気軽に始められる事から実践してみてはいかがでしょうか?