「5日目初期胚盤胞を移植して妊娠する確率は?」とお考えではありませんか?
不妊治療で妊娠する為の最後のステップ、胚移植の周期。5日目でまだ初期胚盤胞の状態だと、妊娠するのか不安になりますよね。
私は最初の移植で「5日目初期胚盤胞」を移植して、妊娠・出産する事が出来ました。
そこで今回は、
- 胚移植までの流れ
- 移植当日の流れ
- 妊娠判定まで
- 移植周期の基礎体温
についても徹底解説していきまので、胚移植に対する不安はなくなるはずです!
それでは早速見ていきましょう!
凍結胚移植の方法やメリット・デメリットはこちらから!
凍結胚移植 移植周期①
生理開始後10日後~通院開始
生理開始10後から通院を開始し、超音波で卵胞チェックをして排卵日を探っていきます。
自分自身の自然排卵に合わせて移植していくので、本来の自然妊娠と同じように受精卵を迎える準備をしていきます。
自然周期法での移植をしました。
生理開始して10日目に受診しましたが、
まーだまだだね!
また5日後に受診して!
今度は生理開始から15日後の受診でしたが、
うーん、まだまだかなぁ・・・。
いつもは生理開始17日~19日程で排卵するのですが、この移植周期ではなかなか排卵しません。
どこか自分でもプレッシャーを感じていたのでしょうね。
尿LHチェックもはさみながら超音波で排卵日を探っていき、ようやく生理開始から22日目で排卵が確認されました。
排卵を見逃さないように、先生もとても慎重に対応してくださいました。
やっと排卵したね!
今日が排卵日で、移植は4日目か5日目どちらか選べます。
どっちにする?
4日目と5日目で違いはありますか?
ないよ!
どっちでも好きなほうを選んだらいいよ!
4日目、5日目どちらで移植しても差はないようです。
では5日目でお願いします。
仕事との兼ね合いがあり、移植は5日目で決定しました。
胚移植2日前
胚移植の2日前に受精卵を解凍し始めます。
解凍する個数は凍結している個数によって変わりますが、2~4個ずつ解凍されます。
胚移植当日
来院する時の注意事項
受精卵を移植する当日は必ずスカートでの来院を促されます。
当日は他の方も移植の順番待ちをしています。
10分以上の遅刻をするとキャンセルになる場合がありますので、時間の余裕をもって来院したほうが良いと思います!
そして一番大変なのが、尿がたまっている状態でないと移植が出来ない為来院の3時間前くらいから排尿を我慢しなければなりません。
超音波で子宮の場所を確認しながら移植するのですが、尿が溜まっていないと子宮が見えづらいそうです。
最初の移植の際は、パンパンに溜めた状態で受診したので順番待ちをしている間はかなり辛かったです。
子連れでの来院、香水は禁止されています。
(香水の化学物質は胚の発育に影響する恐れがあるそうです。)
来院後
順番が来たら胚培養師さんから移植する胚の説明があります。
今回はこちらの5日目の初期胚盤胞を移植します。
他の卵は廃棄となりました。
初期胚盤胞?
よくわからないけど、移植出来るなら良かった!
胚のグレードは割球の形や均一さやフラグメントの割合から判断するそうです。
しかし、各クリニックによって評価は異なります。
胚のグレードに関しては専門性が高く、説明を聞きましたがあまり理解できませんでした。
何より膀胱がパンパンの状態で説明を聞くので、それどころではありませんでした。
この後何度も胚移植をしてわかったのですが、2~3日目に初期胚盤胞になるのが良好胚なので、5日目初期胚盤胞って本来は全然良好胚ではないんですよね。
初めての胚移植で予備知識も全然無かった為、逆にプレッシャーを感じずに良かったのかもしれません。
説明を聞いたら手術室へ案内され、大きなモニターに移植する受精卵と名前が表示され確認をされます。
子宮を消毒してから移植していきますね。
脱脂綿で子宮の中を消毒したら、移植用のチューブを通し一度子宮の中に通してテストします。
では移植していくのでモニターで確認してください。
先ほどの受精卵がチューブに吸い込まれるのを確認します。
今から受精卵を子宮に移植します。
今度は子宮の中にチューブが入り、小さな粒が子宮の中に押し出されるのが見えました。
今入って行ったね。
チューブの中にも残っていません。
お疲れ様でした。
痛みは一切なく、あっという間に終わりました。
再度診察があり、
移植は無事に終わりました。
黄体補充の注射を打って今日は終わりです。
次回10日後に妊娠判定しましょう。
移植後は何か気をつけたほうが良い事はありますか?
なんにもないよ!
好きに過ごしてもらって大丈夫です!
移植後気をつけたほうが良い事とかいろいろ聞きますが、実際は何も制限はありませんでした。
なので、移植後はそのまま仕事へ向かいました。
再凍結は無かったので、合計約60,000円でした。
妊娠判定日まで
妊娠判定日までは、これまでの忙しかった不妊治療がうそのように何もしなくて良くなります。
体を冷やさないように、夏でしたがレッグウォーマーだけは欠かさずに着用していました。
毎日基礎体温だけは測り続けなければならないので毎朝体温が下がっていないかドキドキしていました。
妊娠判定日
移植から10日後、いよいよ妊娠判定の日がやってきました。
今までで一番緊張する・・・。
一人で結果を聞きにいくのが怖い・・・。
とにかくいままでの不妊治療の中で一番緊張しました。
クリニックに到着すると、すぐに尿検査が始まります。
尿検査をしますね!
もう検査薬で検査はしてますか?
えっ、もう市販の検査薬で反応出るんですか?
てか、検査してこないといけないんですか??
いえいえ、してなくても大丈夫ですよ!
検査している方が多いから聞いてみただけですよ~!
巷で良く言うフライング検査、皆さん本当にやっているんですね!
後々分かりましたが、市販の検査薬でも生理予定日に反応はします。
しばらくすると診察室に呼ばれました。
尿検査の結果、妊娠してるね!
赤ちゃんが元気か確認するから血液検査するね!
なんと、一度目の胚移植で奇跡的に妊娠していました。
よくよく見てみると、基礎体温もちゃんと高温を保っています。
妊娠している時は36.7℃以上をずっと保っていました。
まとめ
凍結胚移植は自然周期法で移植すると、結構通院する回数が多い事が分かりました。
移植当日の注意点としては、
- 当日はスカートで来院する。
- 尿はそこまで溜まっていなくても移植出来る。
移植後は、
- 生活に制限はないので、リラックスして過ごす。
- 仕事もそのまま出来る。
胚のグレードは、
- 良好胚でなくても妊娠出来る可能性がある。
という事がわかりました。
第一子の妊娠は一度目の移植で奇跡的に出来ましたが、二人目不妊はそうはいきませんでした。
そのお話はまた次回以降まとめていこうと思っています。