採卵からスタートした体外受精(顕微授精)も、いよいよ最終ステップの凍結胚移植まで進みました。今回は4回目の移植です。
凍結していた胚を4個解凍し、そのうち1個を移植。グレードは5日目胚盤胞の「4BC」でした。
前回(3回目)は4日目の初期胚を移植しましたが、残念ながら妊娠には至らず……。
同じ採卵で凍結していた胚もこれが最後。まさにラストチャンスという思いで臨んだ今回の胚移植でしたが、結果は陰性。妊娠にはつながりませんでした。
この記事では、今回の胚移植の流れや使用した胚のグレード、胚移植後の基礎体温の推移などをまとめています。
- これから体外受精・顕微授精を考えている方
- 凍結胚移植の流れや実際の方法、費用感が気になる方
- 移植後の過ごし方や基礎体温の変化を知りたい方
凍結胚移植 移植周期④
生理開始後13日後~通院開始
生理開始から約10日後より通院を始め、超音波で卵胞の状態を確認しながら排卵日を予測していきます。
今回も前回同様に、自然排卵に合わせて移植を進める方法を選びました。これは自然妊娠と同じ流れで、受精卵を迎える準備をしていく形です。
私の排卵周期を考慮し、生理13日目に受診。

そろそろだね!
明日尿検査して、反応したら注射しましょう!
やはり周期的に13日目の受診で問題なく対応できました。この日の超音波検査は380円でした。
生理14日目の診察では、尿検査で反応が確認され、注射を実施。

尿検査も反応してるから、注射して帰ってください!
2日後に排卵してるか確認します!
費用は超音波検査・尿LH検査・注射を含めて2,370円。
そして、生理16日目の受診。

排卵してるね!
移植は4日目、5日目どっちにする?

今回は5日目でお願いします。
こうして移植日は5日目に決定。最終的にこの日の超音波検査費用は380円でした。
胚移植2日前
胚移植の2日前に受精卵を解凍し始めます。
今回は最後の移植で4個解凍しました。
胚移植当日
来院前
今までの経験を踏まえて、今回もあまり尿を溜めずに病院へ向かいました。
あまりにも溜まってなさそうでしたので、病院に着いてから水を飲みました。
来院する際の注意事項はこちらでご確認ください!

来院後
順番が来たら胚培養師さんから移植する胚の説明があります。

今回はこちらの5日目のグレード4BCを移植します。
残りの胚は4CC,4CC,桑実胚で廃棄となりました。

これが実際に移植した初期胚です。

4BC・・・。
微妙なグレードですね。

決して悪い胚ではないですよ。
卵の生命力を信じましょう!
私は今回までの全4回の胚移植全てで、一度もAのグレードが付く事はありませんでした。
説明を聞いたら前回と同じ手順で移植していきます。
移植の手順はこちらでご確認ください!

再凍結は無かったので、合計約65,420円でした。
黄体ホルモン補充の注射をしています。
妊娠判定日まで
いよいよ一回目の採卵での最後の移植となりました。
治療を始めた当時、一回の採卵で3人くらい望めるかもしれないと簡単に考えていたのでとてもプレッシャーに感じていました。
毎日毎日の基礎体温の計測をするたびに、心臓が破裂しそうでした。

さすがに何度も移植していると、基礎体温を測っているうちに妊娠しているかどうかが分かってきます。
今回は移植後もなかなか体温が安定しません。

黄体ホルモン補充の注射までしているのに体温が上がらないって事は、今回も妊娠していない気がする・・・。
そして予想通り、移植から7日後この日は36.7℃以上あったので安心していましたが生理が始まってしまいました。

今回で妊娠出来なかった為、治療を続けるためには再度採卵をしなければならなくなってしまいました。
妊娠判定日
もちろん妊娠なんてしていませんので、先生と今後の方針についてお話しました。

今回も卵は悪くないんだけどねぇ。
しかし、もう卵のストックもなくなってしまったしどうする?

もう一度採卵する事も考えてはいますが、一度少し休んでから夫とも話し合って決めます。

そうですね。
一応採卵の資料は渡しておきますね。
正直2回目の採卵は全く考えていなかったので、次の治療の事はこの時点では全く考えられませんでした。
それに、妊娠出来なかったショックがやはりありましたので少しだけ治療をお休みする事にしました。
まとめ
今回も自然周期法で移植しましたが、通院回数は少なくなりました。
今回の移植で、採卵一周期分の治療が一旦終了しました。
採卵で卵がたくさん採れたからといって何度も妊娠出来る訳ではない。
という事がわかりました。
同じ不妊治療をしている方からは、

一度の採卵でそんなに沢山卵がとれるなんて羨ましい!
と言われていましたが、結局妊娠出来ないのであれば何の意味もありません。
このような結果が続くようであれば、採卵方法も検討しなければならないのかもしれませんね。
次回以降、さらに治療は続いていきます。

